遠い未来の出来事だと思っていた大阪万博まで2年を切りました。
大阪府民へのアンケートでは、行きたいと答えた人は4割程度で、盛り上がっているという感じではまだありませんが、2兆円を超えるという経済効果には期待したいところです。
万博に関して協賛をした場合の取扱いが国税庁のサイトで出ていましたので紹介しておきます。
基本的には協賛金等を広告宣伝効果が及ぶ期間で按分して経費にしますが、協賛の仕方によって扱いに多少違いがあります。
1.出展・出店参加費用
① 建設費及び展示費
開催期間(2025.4.13~2025.10.13の184日間)で期間按分して経費算入
但し、万博終了後も使える資産については開催期間に関わらず通常の減価償却
② 運営費及び事務局経費
支出の都度、経費算入
③ 撤去費用
撤去等の日の属する事業年度に経費算入
④ 敷地利用料等
敷地引渡しのあった日から閉会日までの期間に応じて経費算入
2.バーチャル会場での展示等参加費用
① コンテンツ制作費用
バーチャル会場での展示等の期間に応じて経費算入
但し、万博終了後も使える資産については開催期間に関わらず通常の減価償却
② 運営費
支出の都度、経費算入
3.資金提供による協賛
・協賛期間(契約締結日~閉会日)に応じて経費算入
・キャラクターやロゴマーク使用料については別途繰延資産とする必要なし
4.施設・物品提供による協賛
次のいずれかの方法によります。
・協賛期間に応じて経費算入
・施設や物品を提供した日から閉会日までの期間に応じて経費算入
5.無償貸与による協賛
・貸しているだけなので会社の固定資産として通常の減価償却
・搬入や据付けに要する費用は協賛期間に応じて経費算入
・撤去費用は撤去の日の属する事業年度に経費算入
6.役務提供による協賛
・協賛期間に応じて経費算入
・従業員を技術や運営等のスタッフとして派遣する場合は、通常の給与と同じように支出の都度経費算入
・役務提供のために取得する資産で、万博終了後も使える資産については通常の減価償却
・閉会後に役務提供する場合は、役務の提供の都度経費算入
果たしてどんな万博になるのでしょうか!?