日経新聞に昨今の資格事情についての記事があり、興味深かったのでご紹介します。
新入社員向けの記事で、役立つ資格、自分に合う資格を選ぶという内容で、まず基本的なものとしては英語(TOEIC等)、簿記(簿記検定等)、IT系(ITパスポート等)があるそうです。
その次のステップとして独立開業を目指すものとキャリアアップを目指すものが挙げられていました。
<独立開業>
≪会計・経営・労務≫
・公認会計士 (1~3年) ★★★★★
・税理士 (2~5年) ★★★★★
≪金融・法律≫
・CFA (4年) ★★★★★
・証券アナリスト(2~4年) ★★★★
≪不動産・建築≫
・不動産鑑定士(10ヶ月~2年) ★★★★★
・建築士 (7~11ヶ月) ★★★★
<キャリアアップ>
≪会計・経営・労務≫
・社会保険労務士(6ヶ月~1年半)★★★★
・中小企業診断士(8ヶ月~1年) ★★★★
≪金融・法律≫
・FP (2ヶ月~1年) ★★~★★★★
・行政書士(5ヶ月~1年) ★★★★
≪不動産・建築≫
・宅地建物取引士(2~11ヶ月) ★★★
カッコ書きが取得のための所要期間で★の数が難易度です。
資格学校(TAC)の方が書いてるので所要期間は短めの気がします。
景気が良くて就職が売り手市場だと資格を目指す人は減る傾向にあります。
その意味では資格取得を目指す人は減っていて、不安定な時代が長かった分、公務員講座の人気が高いようです。
税理士はAIでなくなる仕事の筆頭に挙げられたことも影響しているのか、受験者数はここ10年で約4割減っています。
ところで、資格と税金の関係で言うと
・資格手当は給与課税されるのか?
・資格取得費用はどこまで経費になるのか?
という問題がありますが、長くなるので次回へ続きます。