消費税は売上げに含まれる預かった消費税から、仕入れや経費に含まれる支払った消費税を差し引いて差額を国に納める税金です。
仕入れや経費に含まれる消費税を引く手続きを「仕入税額控除」と言いますが、これには要件があります。
”帳簿及び請求書等の保存”
帳簿や請求書が保存されているのは当たり前なのであまり意識していませんが、税務調査で指摘されることも多くなり、運用が厳格になっていると言えます。
理由としては次のようなことが考えられます。
・消費税増税を2019年10月に控え、国民の目が厳しいのできっちり処理して漏れのないようにしなければならない。
・インボイス制度の導入を2023年10月に控え、要件を満たした請求書でないと仕入税額控除ができなくなるので、より請求書の重要性が増すため。
消費税の仕入税額控除について次回以降詳細を見ていきます。
① 帳簿及び請求書等の保存
② 帳簿の記載事項
③ 税務調査や裁判での事例