個人事業をしている場合、夏場は税金の支払いが続きます。
6月末 住民税 前年分 1/4回
7月末 所得税 予定 1/3回
8月末 住民税 前年分 2/4回
8月末 事業税 前年分 1/2回
9月末 消費税 予定 1/2回
このうち、住民税と事業税は前年の所得がベースになっているので変更はききませんが、所得税と消費税に関しては今年の実績を元に変更は可能です。
<所得税>
① 予定納税の仕組み
・前年の申告納税額(臨時的なものを除く)が15万円以上。
⇒前年の1/3を2回(7月と11月)前払い。
② 減額申請
・想定している減額理由は廃業や法人成りなど大幅な状況変化や業績悪化。
・1/1~6/30の実績を元に見積もり計算。
・見積もりなのでだいたいの計算でOK。添付書類もなくてもOK。
・申請期限は7/15
・連絡がなければ申請OK。実際には却下されることはまずなし。
<消費税>
① 予定納税の仕組み
・前年の消費税額が48万円超400万円以下(地方消費税入れると約61万円超 約508万円以下)
⇒前年の1/2を1回(現金納付は8/31、振替は9/27)前払い。
・前年の消費税額が400万円超4800万円以下(地方消費税入れると約508万円超 約6095万円以下)
⇒前年の1/4を3回(5、8、11月末)前払い。
・前年の消費税額が4800万円超(地方消費税入れると約6095万円超)
⇒前年の1/12を11回(毎月、但し5月は3回分)前払い
② 中間申告
・想定している申告理由は廃業や法人成りなど大幅な状況変化や業績悪化。
・年1回の予定納税なら1/1~6/30の実績を元に見積もり計算。
・申請ではなく申告なので実績を元に申告。確定申告時に修正はきくので精度はそれなりでOK。
・申告期限は8/31
所得税は利益をベースに計算するので前年に比べて業績が悪ければ明らかに税額は減りますが、消費税は取引に対してかかるので極端な話、赤字でも税額は発生します。
あまり税額が変わらないのであれば消費税は中間申告せずにそのまま払っておいた方があとが楽かも知れません。