税金の支払いが遅れると当然ながら延滞税がかかります。
罰金なので最大14.6%ときついですが世の中の低金利を考慮し、市場金利を反映させる制度になっています。
どれだけ遅れるかによって2段階に分かれており、次の割合となっています。
<納期限の翌日から2ヶ月>
・原則:年7.3%
・例外(平成12~25年):前年11/30の基準割引率+4%
・さらに例外(平成26年~):特例基準割合+1%(最大7.3%)
基準割引率は日本銀行、特例基準割合は財務大臣が発表するものですが結論としては次のような割合になります。
H27~28年:年2.8%
H26年 :年2.9%
H22~25年:年4.3%
H21年 :年4.5%
H20年 :年4.7%
延滞の期間が長いと年ごとに率を変えて計算するのでなかなかの手間です。
<2ヶ月経過後>
・原則:年14.6%
・例外(平成26年~):特例基準割合+7.3%(最大14.6%)
特例基準割合にあてはめると次のような割合になります。
H27~28年:年9.1%
H26年 :年9.2%
H25年以前 :年14.6%(原則)
下がってきたとは言え、ゼロ金利時代にとんでもない金利です。
万が一遅れるとしても2ヶ月以内には納めるべきです。
ただしどうしても納められない場合には納税を伸ばしたり延滞税を軽減する制度が平成27年4月から出来ています。
(つづく)