今日5月18日から東京タワーをデザインした千円銀貨が販売されるそうです。
これは地方自治法施行60周年を記念して2008年から各都道府県分が順番に発行されているもので東京都が最後になります。
ちなみに大阪府のものは仁徳天皇陵、京都府のものは源氏物語がデザインされていました。
日本で初めて発行された記念硬貨は1964年の東京オリンピックの1000円銀貨と100円銀貨で3~5倍の値段で取引されています。
47都道府県を集めているコレクターもおられるかも知れませんが記念硬貨の税金はどうなるのでしょうか。
<購入時>
お金の両替なら消費税はかかりませんが、記念硬貨という商品であるため消費税がかかります。
<売却時>
動産の譲渡であるため、金などと同じように譲渡所得として総合課税されます。
≪所有期間5年以下≫
売却価額-(取得価額+売却費用)-特別控除50万円
≪所有期間5年超≫
{売却価額-(取得価額+売却費用)-特別控除50万円}✕1/2
50万円の控除があるため、通常は税金はかからないと考えられます。
なお営利目的で継続的に売買をしている場合は雑所得、事業として行っている場合には事業所得に該当し、50万円の控除や「×1/2」はありません。
東京都の千円銀貨は6,171円(送料・税込み)するそうです。
50年以上前の初記念硬貨で3~5倍なので割のいい投資とは思えませんが、コレクターにとっては儲かるかどうかではなく集めることに価値があるのでしょう。