猫の名前みたいですが、そうではなくてスマホで少額送金ができるアプリの名前です。
「小口トランスファー(送金)」の略称で、2022年10月に3メガバンクが中心にスタート。現在は地方銀行含めて49行で利用可能となっています。
PayPay同士で割り勘の精算をすることがありますが、あれをアプリを通じて異なる銀行間で行うイメージです。
<使い方>
① アプリをダウンロード
② 銀行口座と携帯番号を登録
③ 携帯番号等から相手を検索して送金
<手数料>
・無料(アプリの提供者が決定)
<送金上限>
・10万円
<使用場面>
・割り勘の集金
・自分の口座間での送金
・夫婦や親子間の送金 等
<背景>
・キャッシュレス決済の推進
・ATM減少による不便さの解消
・QRコード決済事業者との競争
<税金の支払い>
以下の税金の納付書に「eLマーク」と「QRコード」が付いていればアプリで納付可能。
・自動車税、軽自動車税
・固定資産税、都市計画税
24時間納付できて、コンビニにも行く必要もない点が便利です。
自動車税や固定資産税を経費にする場合は、領収書がないので、経費に入れ忘れないよう注意しましょう。
「ことら」は民間金融機関が総力を挙げて結集する一大プロジェクトですが、まだまだ普及しているとは言えない状況です。
利用者が増えないとメリットを感じにくいことから、対応する金融機関や決済事業者の増加と共に、認知度の向上も普及の鍵となりそうです。