毎年3月11日は震災の寄附金控除を取り上げているので今年も。
今年は震災後10年で例年より報道も多い気がします。
今年の確定申告は昨年同様にコロナで期限が伸びていて、いつもと雰囲気が違いますが、変わらず多い内容が「ふるさと納税」です。
令和元年6月1日以降は、返礼品の還元率が3割以下、かつ地元産品に対象が限定されましたが、それでもお得感があるからか特に減った感じはありません。
以前は一部の方がされている印象でしたが、今はより多くの方がされていて年末の風物詩として定着した感があります。
税金の効果で言うと「ふるさと納税」と「日本赤十字社の震災義援金」は実は同じで2,000円を引いた残りが所得税・住民税から控除されます。
違いは特産品がもらえるかどうかだけです。
特産品がなければ税金を前払いしただけ、ということになりますが税金の使い道を自分で決めることはできます。
ある意味「ふるさと納税」の本質と言えるかも知れません。
赤十字の東日本大震災義援金は受付が2021年3月31日までです。
毎年期限が延長されてきたのですが、10年を一区切りに終了するようです。
お考えの方は今月中にお願いします。
また東日本大震災以外にも28年熊本地震、29年九州北部豪雨、30年豪雨、令和元年台風19号、令和2年7月豪雨、令和3年2月福島県沖地震についても現在受け付けがされています。
寄附の方法は郵便局での払込み、銀行振込、信用金庫窓口があります。
なお残念ながらワンストップ特例には対応していませんので確定申告は必要です。
ふるさと納税は確かにお得ですが、一口ぐらいは震災の義援金があってもいいのではと個人的には思います。