10月 1日から消費税が10%に増税されましたが、日本の消費税は他の国に比べて高いのでしょうか、それとも低いのでしょうか。
世界各国の消費税から高い国、低い国をピックアップして比較してみます。
高い国にはヨーロッパが多く、特に北欧諸国が目立ちますが、医療費・教育費が無料であったり、老後の生活保障面など福祉制度が充実しています。
また軽減税率が導入されている国もあります。
その反面、ギリシャなど厳しい財政事情により増税せざるを得ない国もあります。
低い国にはアジアが目立ちます。カナダは先進国の中で最も低いですが、州によって別途売上税がかかることもあります。
アメリカも州単位で異なり、厳密には消費税ではなく”売上税”になりますが、税率は0~10%と幅があります。
日本は消費税率が低い国の順位第7位という結果でした。
3%時代から考えるとかなり上がった印象はありますが、意外にも低い国の上位にランクインしています。
8%から10%に増税された税収は社会保障費(幼児教育・保育の無償化、待機児童の解消、年金生活者の支援給付金の支給など)に充てられます。
増税されたとはいえ、世界有数のスピードで高齢化が進み、まだまだ財政不足ですので、将来、消費税が高い国の上位に日本がランクインする日が来るかもしれません。